もう病院では働きたくない・・こんな辛い思い二度としたくない!
病棟で働いていたときのことを思い出すと、今でも胸がギュッて苦しくなってしまいます。
1日が果てしなく長くて、怖くて、自分の自信なんてどんどんなくなって、このままじゃ大きなインシデントを起こしてしまうんじゃないかとか毎日怯えてましたから。
でも同じように感じている人って想像以上に多いんですね。
看護師辞めたい辛いと思いつつ結局数年病棟で働いた。その数年を頑張ったから今があると言われることがあるけれど、ただただ息をしていただけの数年。知識も技術も看護師辞めたいと思い始めた頃から全く進歩してなかった。数年無駄にしたという事実だけが残った。
— hoho*NS→OL→NS (@coow555) May 6, 2023
病棟看護師ホント辞めたい😢
日勤連勤も辛いし、夜勤も夜勤で辛い。
日勤は夜寝る生活ができるからいいけど、朝早く起きて夜家に帰る当たり前のことに疲れてしまう。
夜勤は2人夜勤なのでペアが苦手な人だと憂鬱すぎて心が死ぬし眠過ぎて辛いし急変とかステルベンが怖い。
そもそも看護師辞めたい— りおな@看護師4年目 (@riona_nurse_stu) March 8, 2023
もう死にたい。看護師辞めたい。
今の病棟から逃げたい。— さくら (@Ns_omochiii) March 27, 2023
つらいですよね・・・いや本当につらいですよね・・
分かりすぎます。
でもね、環境は自分で変えることができるんですよね。
あくまでも自分の人生で、どんな人生にするのかは自分が決める権利があるんです。
私も退職を決めた瞬間に自由の身になった開放感と、ストレスがなくなって大げさじゃなく視界がパーッと開けたのを覚えています。
ということで、今回はわたしが病棟を退職後にすぐに転職せず、病院以外の職場で派遣看護師として働いた体験をお話します。
病棟を退職後に派遣看護師として色々な職場を体験
あの当時は、心にゆとりもなく、もう病院で働くという選択肢はなかったんですね。
正直、看護師自体もう辞めてしまおうかなとも思ったんですけど、出産後に看護学校へ通い家族の大きな協力もあって取った資格なので、活かさないといけないという気持ちも大きかったです。
ただ、病院以外の職場だとしても、いきなり転職する勇気はなかったので、まずは派遣で色々な職場を見てからにしようと思いました。
というか・・あの同じようなつらい体験はもうしたくないって気持ちがなにより大きかったですよね。
転職したものの、自分に合わなくてまた退職を繰り返すのかと思うと、なんだか怖くなってしまって・・・
派遣看護師として働いてみて感じたことは、看護師は病院で働くものって固定観念があったど、こんなにもいろんな職場や働き方があるんだなと。
看護師の資格を活かしつつ、もっと自由に働いていいんだと知って心がすっごく楽になりました。
当時、派遣会社への登録は登録会場で行いましたが、今はオンラインでできるところもあるようですね。
【希望条件別】理想の求人を見つけるための看護師の転職サイトの選び方
派遣看護師の種類は4種類。ライフスタイルによって選べる!
看護師の派遣には4種類あります。
- 単発・・1日~1週間くらいの単位で仕事を予約して働く
- 短期・・1か所の派遣先に2~3か月の契約をして働く
- 長期・・3か月~6か月の更新制で最大3年間同じ場所で働く
- 紹介予定派遣・・1ヶ月~6か月の派遣期間終了後、派遣元に直接雇用されることが前提で契約をする
と、自分の希望やライフスタイルによって選ぶことができるのがとっても魅力的な働き方ですよね。
単発の派遣看護師
単発の仕事は、1日単位で仕事することです。
常勤で仕事をしていても、副業やお小遣い稼ぎとして週末に単発派遣として働く人もいます。
中には会社に縛られす働きたいと、単発派遣だけを専門に仕事している人もいましたよ。
仕事してみて「なんか合わないな」と感じたとしても、予約した日だけ働けばいいので、精神的にも身体的にも縛られることもなくとっても楽です。
また、派遣会社によっては「優先予約」といって、1度単発で仕事した仕事先を優先的に予約できるシステムがあります。
これはとても便利なシステムで、また働きたいという派遣先であれば、人気の派遣先でも優先的に予約が取れるのですごく助かります。
もちろん都合が合わなかったり、自分と合わない職場なら予約しなければいいだけなので気も楽です。
1度でも働いていれば仕事の流れも分かるし、派遣先としても、未経験の人よりも1度でも経験している人の方が仕事もスムーズにできるので両方メリットがあるというわけです。
あとね、単発で初めての職場に行くわけなので、業務は簡単な内容がほとんどです。ようはすぐに仕事が始められる内容ということですね。
派遣先によっては派遣看護師用のマニュアルが作ってあってその流れに沿って仕事することもあります。
注意しておきたい点は、仕事予約の際に必要とされる処置などは書いてあるので必ず確認しておくこと。
例えば検診やクリニックなどで「採血」の手技が求められているのに「出来ない」というのはNGです。
でも自分が確実にできる仕事を選ぶようにすれば大丈夫です。
わたしが行った派遣先で行った主な処置としては、
VS測定、軟膏塗布、血糖測定、インスリン注射、創傷処置、吸引、服薬管理、点眼、食事介助、入浴介助、排泄介助、リネン交換、レクの手伝い
など簡単な処置や業務がほとんどでした。場所によっては食事介助や排泄介助など介護業務が中心なところもあります。
あとは予約をしたら、急に体の調子が悪くなったり、やむを得ない事情の時以外はキャンセルもNG。
キャンセルが続くと、仕事の予約ができなくなることもあるので、予約する時は確実に仕事ができる日を選ぶことです。
短期の派遣看護師
短期の派遣は、2〜3ヶ月の期間だけ働く派遣の形です。
わたしの場合は、1日型デイサービスで短期派遣を経験しました。そこで働いていた看護師さんが入院することになりその間の代わりとしてのお仕事でした。
単発派遣にように、その都度、お仕事の予約をこまめにしなくても、その期間は同じ場所で働けます。
また、単発派遣の場合、気に入った仕事が見つかったとしても、タイミングによっては埋まってしまうこともあるんですよね。
短期のは看護師は、次の転職先が決まるまでのつなぎや、期間限定で決まったところで働きたいという場合に便利な働き方ですよ。
長期の派遣看護師
長期の派遣は、更新を繰り返して同じ職場で働く派遣の形です。最大3年間同じところで働くことが出来ます。
わたしは1日型のデイサービスとコールセンターに、それぞれ半年づつ長期派遣で働いた経験があります。
長期派遣の場合、社会保険に加入することが出来たり、利用者さんとも深く関わりが持てるなどのメリットがあります。
2ヶ月から3ヶ月ごとの更新ですが、もし合わないなと感じれば更新をせず、次の派遣先に映ることも可能です。
単発派遣や短期派遣よりも安定して働くことはできると思います。
長期派遣のデメリットとしては、更新時に派遣先から「契約終了」として更新されないこともあります。
これは、派遣先が直接雇用の看護師を雇った場合や、長期で休職していた看護師が復職した場合は、派遣は打ち切りにすることが多いのが理由です。
紹介予定派遣
紹介予定派遣は、派遣で働いた後に、直接雇用されるという前提がある派遣の形です。アルバイトやパート募集に記載されている、「正社員登用あり」みたいな感じですよね。
私は経験がないのですが、派遣期間を通して職場の環境や仕事内容をしっかり確認した後に、納得して就職できるのはとてもいいですよね。
ただ、派遣期間の勤務状況によっては直接雇用されない場合もあるようです。
働く側と雇う側の両方が派遣期間にお互いを見定めるといったところですね。
何のために看護師として働くのかを考えてみた
私が派遣看護師として働いた職場は
- デイサービス(単発・短期・長期)
- 訪問入浴(単発)
- 有料老人ホーム(単発)
- 特別養護老人ホーム(長期)
- コールセンター(長期)
- 医療ケア児の同行ツアーナース(単発)
などです。
振り返ると色々とやっていました。
病棟から離れて、自分が看護師としてどんな風に働きたいのかじっくりと考えてみました。
看護師として働く職場や環境に何を求めるかは人それぞれだと思います。
私は、派遣で働いてみて改めて病院以外で、時間心も身体にもゆとりが持てる仕事が良いと再確認することが出来ました。
現在働いているのは、アットホームなデイサービスです。
【看護師】デイサービスのパート勤務の給料手取り額を公開します!
潜在看護師って知ってますか?
潜在看護師は、看護師免許を持って入るものの、看護師として働いていない人のことです。実はこの潜在看護師というのはとても多く、全国に70万人以上(全体の3割)を占めているとされているそうです。
せっかく苦労して取った看護師免許だけど、看護師として働き続けるのは本当に大変なことなんですね。
でも、今のこの時代に、看護師免許は持ってるだけでかなり大きな武器になります。
今いる場所が全てではないですし、お金のためだけ、生きるためだけに苦痛を感じながら働くほど辛いことはありませんよね。
あなたを必要としている職場は思っている以上にたくさんありますよ。