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自己紹介
まずは簡単な自己紹介と看護師としての経歴を紹介しますね。
- 高校生と中学生の娘がいるママ
- 次女が2歳の時に看護学校へ入学
- 看護学校卒業後、奨学金制度を利用していたため看護学校系列の総合病院へ入職。(脳神経外科、障害者病棟)3年勤務。
- 派遣看護師(特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、デイサービス(1日型、半日型)訪問入浴、コールセンターなどを経験。)約3年。単発では1日から、長いところでは2年くらい。
- 転職サイトを利用してリハビリ特化型デイサービスパートで勤務(約3年目)
- 自分の経験から、看護師として辛く悲しい思いで耐えている人を応援したいとこのブログを立ち上げる。
看護師1年目。憧れていた看護師だったのにすぐに打ちのめされる
また朝がきてしまった・・
仕事行きたくない・・
辞めたい・・辞めたい・・辞めたい・・
総合病院の急性期で働いていたころは毎日こんなことを思っていました。心から笑った記憶がないくらい毎日をやり過ごすだけでもう精一杯。
休みの日も心休まる時は少しもなく、申し送りの事や業務の事を考えてばかり。休み明けの勤務に怯える日々でした。
ただでさえおっちょこちょいで要領が悪いのに、
「看護師はまずは急性期で技術と経験を身につけることが大切よ!キリッ!」
と専門学校の先生に言われて入職した病院でしたが、私にとって地獄のはじまりだったんです。
特に新人の1年目は本当にしんどくて、通勤中に事故でも起こしたら仕事行かなくていいのになーと不謹慎なことを真剣に考えてました。
このころは看護師になったことを後悔してばかり。
いえね、たしかに急性期で学べることはたくさんあると思います。急性期でしか学べないことだってあります。
だけど、急性期で働いた経験がないからって看護師として失格かと言えばそんなことは断固としてないんですよ。
この業界では「まずは急性期から」「誰でも辛いのは当たり前」という風潮がまだ根強くて、どれほどの貴重な看護師の人が苦しんでいるんじゃないかなと思います。
もちろん急性期で働くことを否定しているわけではなく、自分がやりたいと思ったら選べばいいし、急性期じゃなくても自分がやりたいと思う所を選んだらいい。
だけど人には向き、不向きって絶対にあります。
そこで出来ないからダメだなんてことは絶対にないですよ。
何よりも大切なのは、働いている自分自身が心も体も元気でいることだと思うんです。
自分を犠牲にして働くことは美徳でもなんでもないです。
ってね、今では思えるようになりましたが、その当時は何もかもがいっぱいいっぱいでご飯もろくに喉を通らずそんなこと考える余裕なんてありませんでした。
自分の仕事のことで精いっぱいで、家事もおざなり、まだ幼かった娘たちとの触れ合いも満足にできない日々に自己嫌悪でいっぱいでした。
気がつくと自然に涙がこぼれていたり。
そのうちに夫との関係もぎくしゃくしてきて、家の中がどんよりして家族の笑顔が減っていったのもこの頃です。
「こんな毎日もうイヤだ・・・。」
「このままじゃ家族まで崩壊してしまう・・」
何で看護師なんかになったんだろう・・
ずっと後悔してました。
無理して看護学校へ通い、やっとあんなに憧れていた看護師になったのに、みんなに迷惑をかけているし、なんだか全然幸せじゃない。
今環境を変えなければ、私は壊れてしまう。
本気でそう思いました。
疲れ果てているはずなのに眠れない日々が続き、心療内科を受診。
ここで診察をしてくれた精神科医の言葉がわたしを救ってくれました。
「今までよく頑張ってきたね。もう無理し続ける必要はないんだよ。自分らしく生きれる道が必ずあるからもっと楽に生きよう」
神様が降臨!!
そしてようやくここで病棟看護師を辞める決意ができました。
看護師3年目。病棟看護師をやめて自分に合った仕事は何かを考える
朝は始業の1時間くらい前に出勤して患者さんの情報収集、帰りも定時で帰れることはまれで、サービス残業の毎日。さらには研修や研究会など仕事時間外にも参加しなければならない。家に帰っても勉強や研修の課題などもあります。
夜勤も昼過ぎまで帰れないことも当たり前で。生活リズムが狂い、生理も狂い、頭まで狂いそうですよ。
人間関係も最悪で理不尽なことも多すぎて、奨学金の返済期間である3年目を迎えた途端に
もう限界です
とプチンと糸が切れてしまいました。
いや、なんでも初めての事を覚える時はそれなりに苦労もするし、努力が必要ってことは分かってます。
でもね、このままあと何十年もここにで働くことが想像できなかったし、幸せに生きていく未来が全く見えなかったし、貴重な人生の時間をこの職場でただ消耗するだけの人生なんて生きてる意味がないと。
看護師として働く職場はたくさんあるけど、自分の人生は1度きり。
先輩看護師が「もう少し頑張ればいいのに」と言うけど、自分の人生なんだから自分の生きていく道は自分で選ぶ権利があるんです。
その先輩がわたしの人生の保証をしてくれるわけじゃないですよね。
私は看護師である前に1人の人間なんだ。もっと自分も家族も笑顔になれる働き方にしていきたいと、これからの在り方や、生き方を考えていこう。と思うようになりました。
何か見えないものに縛られて、ここから逃げられないような錯覚に陥ってたけど、「辞める!」と決めてからは不安よりもこの苦しみからやっと脱出できるという希望の方が大きかったです。
病院で働くだけが看護師ではないし、最悪、看護師じゃなくても私がわたしらしく働ける仕事を見つけようと派遣会社に登録していろんな仕事を経験しました。それでもだめなら看護師として働かなくてもいいやと思ってました。
病棟看護師から離れてみて、看護師っていろんな働き方があるんだなーと実感。
狭い視野でしか世界が見えてなかったんですね。
6年目。看護師でも無理せず自分らしく働ける職場に出会う
派遣看護師としていろいろな職場を体験できたことは私にとってすごくいい経験でした。
自分にどんな職場が合うんだろうと思っていても実際に働いてみないと分からない事って多いです。
幸い、現在働いているリハビリ型デイサービスは残業も一切なく人間関係も穏やかなところです。
子どもの学校行事などがあっても、快く有休をとることもできます。
正社員ではなくパートという勤務形態をとったのは、ライフワークバランスを重視するため。ボーナスがないのは辛いところですが、正社員となると仕事への負担が大きくなると考えパートにしました。
一時期は、心から笑えない、何をやっても楽しめず鬱のような状態になっていましたが、思い切って環境を変えることで心から笑えるようになりました。
家に暗い表情の母親がいると、子どもにもそれが伝わるんですよ。
自分が気分よくいられないと、その気持ちっていうのかな、気みたいなのって相手に伝わっちゃうんですよね。
だから自分を大切にすることが実は相手のためになることでもある!とこの経験で学びました。
完璧なんて目指さなくていい。とにかく今の毎日が楽しく送れることがわたしの幸せ。
真面目に考えてしまう人ほど、自分を責めたり、自分を過小評価しすぎたり、不眠症になったり、うつ病のようになったり。
わたし自身も、当時は極度のストレスで自分の事を全く好きになれず、夜も眠れずプチうつ病のような状態で毎日泣いてばかりの日々でしたから。
自分が壊れてまで働く意味なんてありませんよね。
ブログで伝えていきたいこと
看護師って人のケアを必死に張っているのに、自分のケアはできていない人が多いと思うんです。
でもそうじゃない。
自分を好きになって自分を大事にしてあげることが、結果としていい仕事につながると思うんです。
このブログでは
- 看護師を辞めたいと悩んでいる
- 看護師が辛くて仕方がない
- ワークライフバランスの取れる職場で働きたい
- 自分を取り戻して笑える日々を送りたい
と悩んでいる看護師の方に、私の経験をもとに「自分らしく生きていける働き方」を発信していきます。
自分が生きていて心地良いと感じるナースが増えたらもっと素敵な世の中になると本気で思います。
凄くなくても、上手くいかなくても、失敗してもいい。
あなたが笑顔でいることが何よりも大切!
もっと楽に生きましょう。