看護師転職サイトってものすごくたくさんあって、どこに登録したらいいのか分からず、無料だからと片っ端から9つも登録してしまいましたが、自分の希望に合わないなと思う転職サイトもありました。
実は転職サイトによって得意な分野、不得意な分野があります。
- 派遣や常勤など取り扱っている雇用形態の違い
- 病院や介護施設など取り扱っている施設形態の違い
- 勤務エリアの範囲
- 求人数が多いところ、少ないところ
なにも分からずやみくもに登録をしてしまうと、自分の希望する求人が見つからずにミスマッチを起こすだけでなく貴重な時間が無駄になってしまいます。
転職は言うまでもなく、自分の希望する職場で今いる場所より働きやすく、より良い条件で働くことができるというのが重要です。
この記事では、数ある転職サイトの中から自分に合った所を見つけられるように、転職したい希望別に転職サイトを分けてまとめました。
看護師転職サイトの種類は大きく分けて2つある
まず、看護師の転職サイトは2種類に分かれます。
(ここでは下記の呼び方で説明します。)
- 看護師求人サイト(自分で直接応募するタイプ)
- 看護師転職サイト(担当者がついて転職を全面的にサポートしてくれるタイプ)
看護師求人サイトは自分のペースで情報収集できる
看護師求人サイトは、サイトに掲載されている求人募集に対して全て自分自身で行うサイトです。
担当者もつかず電話のやり取りがないので、自分のペースで転職活動ができます。
取り扱っている求人数も多いので、どんな職場があるのか情報収集をしたい場合にとても便利です。
希望の求人先があったら、自分で応募して求人サイト内のメッセージ機能で直接求人先とやり取りをします。
看護師転職サイトはプロに相談しながら希望の転職先を見つけられる
看護師転職サイトの強みは何といっても、転職専門の担当者がついて仕事探しから転職までの強力なサポートがあること。
自分の希望の条件にあった求人をピックアップしてくれるだけでなく、面接日の日程調整や、履歴書や職務経歴書の作成のサポート、自分からは聞きにくい給料面の交渉など、無事に転職できるまでをしっかりサポートしてくれます。
また大手の看護師転職サイトは、豊富な紹介実績があり担当者の知識も豊かです。
看護師転職サイトに登録するときの6つのチェックポイント
転職サイトに登録する時にチェックしたいポイントは6つ。
- 求人数が豊富
- 厚生労働省から認められた転職サイトか
- 希望する雇用形態の取り扱いがあるか(常勤・非常勤・派遣・契約社員・時短勤務など)
- 希望する職種・診療科の求人を取り扱っているか(病院・施設・訪問看護・病院以外・企業・保育園など)
- 希望する勤務地のエリアに対応しているか
- 担当者とは相性があるため、口コミを過信しない
1・求人数が豊富
求人数が少なければ必然的に選ぶ範囲も限られてきてしまい、自分の希望する職場を見つけられない可能性が出てきてしまいます。
数少ない求人の中から妥協して転職を決めてしまわないためにも、求人数が豊富な転職サイトを選びましょう。
2・厚生労働省から認定されている転職サイト
厚生労働省による「医療・介護・保育分野における有料職業紹介事業」は転職サイトを利用した際にトラブルになるケースもあるため設けられた制度です。
現在認定されている看護師転職サイトは18社です。
3・希望する雇用形態の取り扱いがあるか
転職サイトによっては扱っていない雇用形態もあります。
正職員やアルバイト、パート、派遣社員など、どんな働き方をしていきたいのか自分の希望する雇用形態がある転職サイトに登録しましょう。
4・希望する職種・診療科の求人を取り扱っているか
看護師は病院以外にも施設や保育園、訪問看護、企業など職種も様々です。
転職サイトによって、病院が得意、施設系が得意など特徴があります。
自分の希望する職種や診療科を考えておくと選びやすくなります。
5・希望する勤務地のエリアに対応しているか
いざ転職サイトに登録しても、自分が通勤できる範囲の求人がほとんどなかったなんてことにならないためにも、どこのエリアをカバーしているのかも知っておく必要があります。
全国に拠点がある転職サイトに1つは登録しておくと便利です。
6・担当者とは相性もあるため、口コミだけで決定しない
職場でも合う人、合わない人がいるように、担当になるアドバイザーとは人間同士なので、どうしても相性はあります。
口コミも人の感じ方や受け取り方は人それぞれですし、同じ転職サイトのスタッフであっても、キャリアや性格もみんな違います。
どこの転職サイトでも良い口コミ、悪い口コミはあるものです。
どうしても合わない、信用できないと感じる場合は担当者を変えてもらったり、他の転職サイトも活用してスムーズに転職活動を進めていきましょう。
希望タイプ別看護師転職サイト
自分の希望する条件が揃っているなと思うサイトがあったら、2~3つくらい登録しておくことをおすすめします。理由は求人の選択肢が広がるだけでなく、万が一担当者と合わないなんてことがあってもすぐに対処できるからです。
厚生労働省から認定されている転職サイト
厚生労働省から認定されている18社の転職サイトの中でも求人数も多くおすすめの転職サイトをご紹介します。
レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )・・レバレジーズメディカルケア株式会社が運営。2009年に看護師人材サービス「看護のお仕事」を開始。看護師に特化したサービスも充実。
ナース人材バンク・・株式会社エス・エム・エスキャリアが運営。「利用のしやすさ」「紹介案件」「紹介案件の質」「担当者の対応」「交渉力」の評価項目で大規模アンケートを実施。2023年は調査対象企業8社の中で総合1位を獲得。
マイナビ看護師・・株式会社マイナビは、転職サイトだけではなく、いろいろな分野で数多くの事業を手掛ける大手企業。医療機関に直接足を運び、現場で働く看護師からも職場の状況を聞くなど内部の状況もしっかり把握している。半数は非公開求人。
看護roo!・・1980年創業の株式会社クイックが運営。「かかわったすべての人をハッピーに」の理念をとしている。
ナースではたらこ・・「はたらこねっと」「バイトル」などで知られる上場企業(東証一部)で、「総合求人情報ポータル」の老舗、ディップ株式会社が運営。
常勤で働きたい(夜勤あり・なし)
常勤でしっかりと働きたい場合も求人数が多いところで比較するのがおすすめです。
レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )・・人気で応募が集中してしまうために公開されていない非公開求人も紹介している。24時間電話相談対応もあり。
ナース人材バンク・・求人先の担当者とも直接会い、内部の事情も良く分かっているため、マッチングした求人を探してもらえる。
非常勤・パートで働きたい
【MC-ナースネット】・・常勤だけでなく非常勤や時短勤務の募集も充実。
派遣で働きたい
レバウェル看護派遣・・エリアは(東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・京都・奈良・兵庫・愛知・静岡)
【MC-ナースネット】・・労働者派遣事業と職業紹介事業の両方を扱っています。派遣は長期・短期・単発といろいろな働き方を探すことができる。
病院以外の職場で働きたい
マイナビ看護師・・病院・クリニック・訪問看護だけでなく企業や治験コーディネーターなど希少な求人も扱っている。
【MC-ナースネット】・・派遣以外にも常勤・非常勤の求人も豊富。病院・クリニックだけでなく、施設や産業保健など希少な求人もある。
希望する勤務地エリアがあるサイト
ナース人材バンク・・対応エリアは47都道府県をカバー。拠点は12か所。(札幌・仙台・大宮・東京・千葉・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・福岡)
レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )・・対応エリアは47都道府県をカバー。拠点は10か所。(渋谷2か所・大阪・名古屋・埼玉・広島・立川・船橋・横浜・札幌)
【MC-ナースネット】・・対応エリアは47都道府県をカバー。全国25か所の営業拠点(恵比寿・新宿・札幌・仙台・埼玉・柏・千葉・銀座・池袋・町田・横浜・静岡・浜松・名古屋・京都・大阪・梅田・なんば・神戸・岡山・広島・高松・松山・北九州・福岡)
まとめ
転職は自分の人生にかかわってくる一大事です。
この記事でご紹介している看護師転職サイトは、すべて厚生労働省から認められた実績も多い転職サイトなので安心して利用できます。
それぞれの特徴や特色を知ったうえで自分に合った転職サイトを選んでくださいね。
看護師転職サイトはすべて無料なだけに、数多く登録してしまいがちですが、私のように時間を無駄にしないためにも2~3か所くらいがおすすめですよ。
もし、自分に合ったところが良く分からないという場合は気軽にメッセージ下さいね。